映画「許されざる者」

クリント・イーストウッドはギリシャ的な人で、運命論者なんですよね。 この作品では、引退した元無法者が殺しの依頼を受け、最初はブランクのせいでまったくダメダメなのですが、終盤に悪い意味で「殻を破る」。そう、殺し屋としての自分を取り戻してしまう…

4/1から障害者雇用枠で働きます

前職でパワハラやセクハラ(おっさんなのに!)に遭い、仕事を辞めざるを得なくなりました。そのあとになんでこんなに生きづらいのだろう、なんで同じ様な不健全な人間関係が繰り返されるのだろうと思って自分なりに調べたら、自分が発達障害であることが分…

映画「BLUE GIANT」

ジャズの世界を描いたアニメーション映画です。既に高評価を得ているから知っている人は多いのでしょうが、タイトルの意味は作品を体験しないとわからないです。 BLUE GIANT DVDスタンダード・エディション 山田裕貴 Amazon BLUE GIANT SUPREME(1) (ビッ…

アニメ「SAND LAND」

鳥山明先生追悼という訳ではないですが、ディズニープラスで配信されていたので視聴。鳥山明先生のキャラクターが3Dで違和感が全く無く再現されていて、かなり渋めの(可愛い女の子とか出て来ない)大変優れたアニメーション作品でした。 youtu.be

映画「イコライザー THE FINAL」

「舐めてた奴が実は殺人マシーンもの」の第3弾にして最終作。内容はもう完全にスラッシャー映画で、主人公のマッコールさんが怖いのなんの。 youtu.be イコライザー THE FINAL デンゼル・ワシントン Amazon

映画「カード・カウンター」

凄い地味で静かな映画。当時もそうだったんですけど、アブグレイブ刑務所のシーンは何回見てもエグイ。ここでアメリカの威信は地に落ちたんですよね…。とりあえず言いたいこととしては、「USA野郎」がウゼェw youtu.be カード・カウンター(字幕版) オスカー…

映画「MONDAYS/そのタイムループ、上司に気づかせないと終わらない」

軽いノリのタイムループコメディです。タイムループものの例えで「ハッピー・デス・デイ」や「オール・ユー・ニード・イズ・キル」が出て来るのは今っぽい。部長の話で絶対カーネル・サンダースの話が出て来ると思ったw youtu.be

映画「ロスト・キング 500年越しの運命」

ざっくり言うと、イギリスを舞台にした推し活映画です。なんですけど、その推しへの愛が歴史的大発見を成し遂げる(しかも実話!)小品ながら静かな感動を呼び起こします。 youtu.be ロスト・キング 500年越しの運命 サリー・ホーキンス Amazon ロスト・キン…

映画「キリング・オブ・ケネス・チェンバレン」

発達障害者は、定型発達者よりも「ナイーヴ(幼く、世間知らず)」なので、この世界の「優しく無さ」を受け止めづらく、それ故に騙されたり虐げられ易いです。 だから、「世の中こういうものだ」というキツイ内容のコンテンツに触れることで、この世界に対す…

ドラマ「不適切にもほどがある!」

Netflixで配信されていたので視聴(当方テレビは持っていない)。1話しか見ていないのでこれからの展開で感想が変わるのかもしれませんが、もしかして「キャンセルカルチャー」するつもり?「昭和って良かったよねー」的な?昭和の野蛮さが少しも描けていな…

テイラー・スウィフト「The Eras Tour」

私は海外の歌い手さんのことをよく知らないのですが、ディズニープラスで配信が始まったので視聴。グラミー賞を12回も受賞しているたいした方なんですね(ほんとによくわからん)。 3時間近くも歌って踊って、体力ありますねくらいの感想しか出て来ない… you…

映画「私ときどきレッサーパンダ」

なんといいますか、子供向けの作品で、マイルドに表現されてはいますが、「少女から女になる恐怖や戸惑い」「中国系アメリカ人の暮らし」が描かれていてかなり革新的なアニメーション映画だと思います。 youtu.be 私ときどきレッサーパンダ (吹替版) ロザリ…

映画「ザ・クリエイター 創造者」

かなりお金のかかった大作映画だと思います。出て来るガジェットも見ていて楽しい。ですが、「ブレードランナーが子供の遊びに見える」という評は言い過ぎ。見てもらった方ならわかりますが、これは「グロリア」のSF版でしかありません。 主演がジョン・デヴ…

漫画「望郷太郎」

「へうげもの」でお馴染みの、山田芳祐先生のある意味異世界転生っぽいお話。おそらくビッグヒストリーものに影響を受けていると思います。テーマは「発展という病」について。最新巻ではめっさ凶暴で巨大なパンダが出て来ます! 望郷太郎(1) (モーニング…

映画「ジョン・ウィック:コンセクエンス」

三宅隆太さんが、「運動会みたいな映画」と言われていた通り、後半は本当にそんな感じ。なんかファミコン見てるみたいなシーンもありましたが、極上のスタイリッシュアクションムービーでした。ただ、流石に2時間49分は長い!それとジョン絶対何度か死んどる…

映画「EO」

ロバが主人公という、一風変わった動物映画です。ロバという「他者」の目から人の営みをまなざします。 youtu.be EO イーオー [Blu-ray] サンドラ・ジマルスカ,ロレンツォ・ズルゾロ,イザベル・ユペール Amazon

今週のお題「小さい春みつけた」

今週のお題「小さい春みつけた」 たまには映画やドラマ以外の話題でブログをアップしてみようと思ったので、はてなブログ今週のお題「小さい春みつけた」で1記事書いてみます。 でも、正直春の兆しは感じられません(;^ω^) もう3、4日経過すれば暖かくなると…

映画「市子」

配信速っ! 内容としては、その境遇故に罪を犯し、世界の優しく無さもあって周縁化されてしまったとある女性の悲劇。今日も日本で、いや、世界のどこかに市子は居る。そう、「アシカノ」のゆあてゃの様に。 youtu.be 市子 杉咲花 Amazon

今年ってヤバいんじゃないんでしょうか?

元旦に能登半島地震が発生した時、私は今年がどういう年になるのかを暗示する様な出来事だなと思い、ひどく落ち込みました。可愛いキャラクターに癒されようと「ちいかわ」を見たのですが、結構作品世界が過酷でどこも世界は優しくないんだなと思いました(…

映画「レッド・ロケット」

ごくたまに、映画の主人公がまったく共感出来ないヒドイ奴だったりするんですけど、この映画の主人公は本当にクズ野郎で、いっそすがすがしさすら感じてしまいそうでいや~んな気持ちになります。栄養がまったくない発酵食品を食べている様な気分といいます…

漫画「かみまち」

ジャンルを問わず、この世界の優しくない面を容赦なく描く作品がありますが、この漫画は本当に内容がキツイです。作者が残酷なんじゃない、世界が残酷で、作者はそれをただまなざしているだけなんですよね… かみまち 上 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) …

ドラマ「SHOGUN 将軍」第3話

史実と違い、追い詰められる虎永=家康。まあ主人公は追い詰められることで物語の推進力が増すのは脚本的には正しいですからね。おそらく中盤辺りまで追い詰められて、そこから殻を破り(この状況から抜けられないのではないかという思い込みを外し)反転攻…

映画「SISU」

いわゆる「ナーメテーター作品」です。ドイツ軍の兵士が英語をしゃべっているのはご愛敬。本作のキモは、痛みを感じさせるバイオレンス描写にあると思います。上映時間が1時間31分なので展開が子気味イイです。 youtu.be SISU/シス 不死身の男 ヨルマ・トン…

映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」

「胸糞が悪い」と評判のラース・フォン・トリアー作品を今まで避けていたのですが、ついに視聴してみました。胸糞が悪いと言っている方は、この監督の意図を読み違えていると思います。たしかに主人公は世の不条理によって追い詰められ無惨な最期を遂げる。…

映画「ズートピア」

ディズニー作品は基本あまり好きでは無いのですが、見た以上紹介しない訳にもいかないので。感想としては、まあ手堅い出来でした。人種偏見に対するカウンターを、子供向けにアレンジしてましたね。 youtu.be

映画「PIGGY ピギー」

映画監督で脚本家、日本にわずか数名しかいない「スクリプトドクター」という職業の三宅隆太さんが、2023年のベスト1に選んだ映画です。 映画を見た方ならわかると思いますが、あの殺人鬼はメタ読みすると、主人公の「影(シャドウ)」で、彼女はそれと対峙…

発達障害人の為のライフハック術

発達障害はかなりの割合で睡眠障害になっていると思いますが、みなさんどうしていますか?今回は上手く眠れない、リラックス出来ない人の為に私が使っているライフハック術を提供します。 まずは「ホットアイマスク」。私は最初ドラッグストアで売っている使…

ドラマ「SHOGUN 将軍」

1980年にアメリカで放送されたテレビドラマのリメイク。私は1980年版は未見。人があまりにもあっさりと首を斬られたりして、どの時代も世界は優しくないですね 吉井虎永役の真田広之さんはインタビューで、「このドラマでフィクションに出て来る間違った日本…

映画「アメリカン・フィクション」

エリート黒人小説家が、母親が介護施設に入る費用を稼ぐ為に、黒人のステレオタイプなキャラが書いたという態の小説がバカ売れしてしまうというコメディ映画。 うーむ、コメディっちゃコメディなんでしょうけど、後味が苦かったです。途中まではなんかしんみ…

本「発達障害大全」

もしあなたがなんか生きづらいな、と思ったらそれは発達障害のせいかも知れません。この本は発達障害を知る為のきっかけになると思います。自分が発達障害であると気づいたら終わりでは無くて、そこから始まるんですけどね。福祉に繋がるのも大変ですし、周…