映画「キリング・オブ・ケネス・チェンバレン」

 発達障害者は、定型発達者よりも「ナイーヴ(幼く、世間知らず)」なので、この世界の「優しく無さ」を受け止めづらく、それ故に騙されたり虐げられ易いです。

 

 だから、「世の中こういうものだ」というキツイ内容のコンテンツに触れることで、この世界に対する認識を絶えず更新する必要があると思っています。

 

 映画の内容は、黒人で、双極性障害持ちの高齢者が、緊急通報システムを誤作動させたことで起きる悲劇です。ドアスコープ越しにお互いを見るというのが非常に現在の我々の有り様を象徴的に表していて、上映時間1時間20分は「疑似体験する拷問」。

 

 私は発達障害者という、精神障害者のカテゴリーですが、世の流れが変わって障害者に対する風当たりが強くなったら最悪殺戮されたり、劣悪な施設に一生閉じ込められるという可能性も十分にありえるので他人事には見えませんでした。

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