映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」

 「胸糞が悪い」と評判のラース・フォン・トリアー作品を今まで避けていたのですが、ついに視聴してみました。胸糞が悪いと言っている方は、この監督の意図を読み違えていると思います。たしかに主人公は世の不条理によって追い詰められ無惨な最期を遂げる。が、彼女は空想することによって「世界」と繋がり最後の瞬間まで抗い続け、当初の目的も達成する。私の解釈が間違っていなければ、この作品は悲惨な状況にある人達へのエンパワーメントになっているのだと感じました。

 

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