映画

映画「許されざる者」

クリント・イーストウッドはギリシャ的な人で、運命論者なんですよね。 この作品では、引退した元無法者が殺しの依頼を受け、最初はブランクのせいでまったくダメダメなのですが、終盤に悪い意味で「殻を破る」。そう、殺し屋としての自分を取り戻してしまう…

映画「BLUE GIANT」

ジャズの世界を描いたアニメーション映画です。既に高評価を得ているから知っている人は多いのでしょうが、タイトルの意味は作品を体験しないとわからないです。 BLUE GIANT DVDスタンダード・エディション 山田裕貴 Amazon BLUE GIANT SUPREME(1) (ビッ…

映画「イコライザー THE FINAL」

「舐めてた奴が実は殺人マシーンもの」の第3弾にして最終作。内容はもう完全にスラッシャー映画で、主人公のマッコールさんが怖いのなんの。 youtu.be イコライザー THE FINAL デンゼル・ワシントン Amazon

映画「カード・カウンター」

凄い地味で静かな映画。当時もそうだったんですけど、アブグレイブ刑務所のシーンは何回見てもエグイ。ここでアメリカの威信は地に落ちたんですよね…。とりあえず言いたいこととしては、「USA野郎」がウゼェw youtu.be カード・カウンター(字幕版) オスカー…

映画「MONDAYS/そのタイムループ、上司に気づかせないと終わらない」

軽いノリのタイムループコメディです。タイムループものの例えで「ハッピー・デス・デイ」や「オール・ユー・ニード・イズ・キル」が出て来るのは今っぽい。部長の話で絶対カーネル・サンダースの話が出て来ると思ったw youtu.be

映画「ロスト・キング 500年越しの運命」

ざっくり言うと、イギリスを舞台にした推し活映画です。なんですけど、その推しへの愛が歴史的大発見を成し遂げる(しかも実話!)小品ながら静かな感動を呼び起こします。 youtu.be ロスト・キング 500年越しの運命 サリー・ホーキンス Amazon ロスト・キン…

映画「キリング・オブ・ケネス・チェンバレン」

発達障害者は、定型発達者よりも「ナイーヴ(幼く、世間知らず)」なので、この世界の「優しく無さ」を受け止めづらく、それ故に騙されたり虐げられ易いです。 だから、「世の中こういうものだ」というキツイ内容のコンテンツに触れることで、この世界に対す…

映画「私ときどきレッサーパンダ」

なんといいますか、子供向けの作品で、マイルドに表現されてはいますが、「少女から女になる恐怖や戸惑い」「中国系アメリカ人の暮らし」が描かれていてかなり革新的なアニメーション映画だと思います。 youtu.be 私ときどきレッサーパンダ (吹替版) ロザリ…

映画「ザ・クリエイター 創造者」

かなりお金のかかった大作映画だと思います。出て来るガジェットも見ていて楽しい。ですが、「ブレードランナーが子供の遊びに見える」という評は言い過ぎ。見てもらった方ならわかりますが、これは「グロリア」のSF版でしかありません。 主演がジョン・デヴ…

映画「ジョン・ウィック:コンセクエンス」

三宅隆太さんが、「運動会みたいな映画」と言われていた通り、後半は本当にそんな感じ。なんかファミコン見てるみたいなシーンもありましたが、極上のスタイリッシュアクションムービーでした。ただ、流石に2時間49分は長い!それとジョン絶対何度か死んどる…

映画「EO」

ロバが主人公という、一風変わった動物映画です。ロバという「他者」の目から人の営みをまなざします。 youtu.be EO イーオー [Blu-ray] サンドラ・ジマルスカ,ロレンツォ・ズルゾロ,イザベル・ユペール Amazon

映画「市子」

配信速っ! 内容としては、その境遇故に罪を犯し、世界の優しく無さもあって周縁化されてしまったとある女性の悲劇。今日も日本で、いや、世界のどこかに市子は居る。そう、「アシカノ」のゆあてゃの様に。 youtu.be 市子 杉咲花 Amazon

映画「レッド・ロケット」

ごくたまに、映画の主人公がまったく共感出来ないヒドイ奴だったりするんですけど、この映画の主人公は本当にクズ野郎で、いっそすがすがしさすら感じてしまいそうでいや~んな気持ちになります。栄養がまったくない発酵食品を食べている様な気分といいます…

映画「SISU」

いわゆる「ナーメテーター作品」です。ドイツ軍の兵士が英語をしゃべっているのはご愛敬。本作のキモは、痛みを感じさせるバイオレンス描写にあると思います。上映時間が1時間31分なので展開が子気味イイです。 youtu.be SISU/シス 不死身の男 ヨルマ・トン…

映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」

「胸糞が悪い」と評判のラース・フォン・トリアー作品を今まで避けていたのですが、ついに視聴してみました。胸糞が悪いと言っている方は、この監督の意図を読み違えていると思います。たしかに主人公は世の不条理によって追い詰められ無惨な最期を遂げる。…

映画「ズートピア」

ディズニー作品は基本あまり好きでは無いのですが、見た以上紹介しない訳にもいかないので。感想としては、まあ手堅い出来でした。人種偏見に対するカウンターを、子供向けにアレンジしてましたね。 youtu.be

映画「PIGGY ピギー」

映画監督で脚本家、日本にわずか数名しかいない「スクリプトドクター」という職業の三宅隆太さんが、2023年のベスト1に選んだ映画です。 映画を見た方ならわかると思いますが、あの殺人鬼はメタ読みすると、主人公の「影(シャドウ)」で、彼女はそれと対峙…

映画「アメリカン・フィクション」

エリート黒人小説家が、母親が介護施設に入る費用を稼ぐ為に、黒人のステレオタイプなキャラが書いたという態の小説がバカ売れしてしまうというコメディ映画。 うーむ、コメディっちゃコメディなんでしょうけど、後味が苦かったです。途中まではなんかしんみ…

映画「デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム」

デヴィット・ボウイという、非常にクィアなアーティストを追ったドキュメンタリー映画。私の中では彼は「戦場のメリークリスマス」や「ラビリンス 魔王の迷宮」といった俳優のイメージが強いですね。 youtu.be 戦場のメリークリスマス [DVD] デヴィッド・ボ…

映画「ナワリヌイ」

最近不審な死を遂げたナワリヌイ氏を追ったドキュメンタリー映画。ナワリヌイ氏はいちど「ノビチョク」という毒物で暗殺されかけるのですが、回復した本人が調査を開始します。そして映画の中盤になんと暗殺チームに偽名で電話して彼等から犯行の自供を引き…

映画「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」

大前粟生原作の小説を元にした邦画なのですが、私はこの作品に接するまで「アセクシュアル」というセクシャリティがあるのをまったく知りませんでした。「わたしたちは全然大丈夫じゃない」というキャッチコピーの意味は、実際に映画を見て確かめてみてくだ…

映画「レンフィールド」

ドラキュラ伯爵の下僕として仕えている男の話。メタ的に置き換えると、ブラック上司の元で辞めさせてもらえない社畜の話に見えます。ドラキュラ伯爵役のニコラス・ケイジが楽しそうに演じているので観ているこちらも楽しくなって来ますね😊 youtu.be

映画「見えざる手のある風景」

非常に奇妙な映画。異星人侵略物かと思いきや、もう人類は敗北していて、異星人統治下でのある少年とその家族の話なのですが、テーマがなんなのか散漫な感じでした。一応は「権力者に従わされる芸術家の反抗」的なものが最後に出て来るのですが、そこまでの…

「熱烈ジャンプ」は流行って欲しいw

エマ・ストーンの熱演が光るフランケンシュタインの女性版です。この映画のレビューで「何を言わんとしているのかわからない」という人がいたのですが、その人は結構ヤバいと思います。とりあえず「熱烈ジャンプ」は流行って欲しいですw。 youtu.be

今年観た映画を紹介してみる

私の趣味のひとつは映画観賞なのですが、今年映画館まで観に行って良かった映画を紹介します。「窓ぎわのトットちゃん」という、黒柳徹子さんの子供時代を描いたアニメーション映画です。 youtu.be 主人公のトットちゃんはADHD単独で、両親から愛されて育っ…