アニメ「ユニコーンガンダム」

 なんで今頃見てんだよとか言われるかも知れないけど、パチンコの影響です!(サイテー)

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 感想としては、原作の小説を未見なのでアレなのですが、22話では短すぎるといいますか、乱暴なシナリオだと思いました。1年かけてじっくりと話を作らないと、なんかダイジェスト見せられている感じはします。

 

 まず、主人公の造形ですが、結局は「選ばれし者」という特別な存在なんですね。しかも物語の文字通りキーパーソンなので殺されないという甘やかされっぷり。正直カントリーマァムでも食ってろ!って感じ。それとヒロインのオードリーとの出会いですが、「天空の城ラピュタ」みたいで草でした。

 

 あと、敵役(に途中からなってしまう)リディ・マーセナスも「選ばれし者」で、なんというかみんな特別な存在みたいなのが鼻につくといいますか…

 

 さらに言うと、「立派な大人」が出て来て主人公を勇気づける台詞を吐くとか、なんか説教臭いといいますか。

 

 まあロボットアニメだから、キャラクターもストーリーも添え物ですと言われればそれまでなのかも知れませんけど、表現がいちいち古臭すぎです。

 

 あのー、もうガンダム作るのやめた方がいいですよ。おもちゃを売るという資本主義に乗っかっちゃってるんだから、メッセージなんか意味がないし白々しいですよ。なんかもうコンテンツ自体が老害に感じますね。ハッキリ言って腐りきっていると思いますよ。なんか「ガンダムユニバース(あるのか?)」というおもちゃをいじくりまわして楽しんでいる感じしかしなかったのがなんともはや(カイとかベルトーチカカメオ出演させたり)。

 

 何がいちばんいけないかって、「人の革新」とかいう幻想を次の世代に押し付けようとしているのがいちばん良くない。

 

 「人は変わらない、だからせいぜい他人を傷つけずにお互いを尊重して楽しく生きていきましょう」

 

 我々に言えるのは、出来るのはせいぜいそれくらいで、現在の世界を見てもそれすらも出来ていないのだから、あんまり人間を高く見積もるメッセージは送らない方がいい。いいかげん身の程を知った方が良い。