映画監督で、脚本家で、スクリプトドクターの三宅隆太さんが今年の映画ベストテンを「ライムスター宇多丸のアフターシックスジャンクション2」で発表していました。以下はその順位です。
一位:山逢いのホテルで
二位:地獄のSE
三位:ネイビーシールズ 空港占拠
四位:どうすればよかったか?
五位:レオノールの脳内ヒプナゴジア
六位:青春ジャック止められるか俺たちを
七位:リトルワンダーズ
八位:帰って来たあぶない刑事
九位:トラップ
十位:正しい家族の付き合い方
という感じなのですが、一位と二位は配信されていない、もしくは現在上映中なので見れず。ということで三位の「ネイビーシールズ 空港占拠」を視聴。どうもこの作品「ネイビーシールズ ローグネイション」の続編とのこと。こちらは未見。
ちなみに、イギリス映画です。でも、アメリカ映画と似た様なスクリプトだと思っていて、「共感出来るor出来ない主人公が追い詰められ、殻を破り反転攻勢を仕掛ける」という大本は変わっていないと思いました。おそらく前作を見ていれば主人公(ジェイク・ハリス)のプロフィールがわかり、共感出来る主人公であるとわかるのだと思います。まあ前作を見ていなくてもこの映画だけで話はちゃんと成立しています。
この映画、いわゆる「カウンターテロ物」ではあるのですが、主人公ジェイクのチームは前作で皆死んでしまったらしく、ジェイク一人です。まずここでひとつの「追い詰められポイント」があります。そしてテロの重要参考人として出て来る男がいて、その妻も出て来て彼女は身重。あと2時間後になんらかの危険な事態が発生するという、ここでふたつも追い詰められポイント。
邦題に「空港占拠」って出ちゃっているので、空港を舞台としたアクション映画なのは分かっちゃっているのですが、最初の30分の主人公たちの追い詰められっぷりがすごくて「なんかもう死んでしまうのでは?」ってハラハラさせてはくれます。この時点ではまだジェイクが主人公なのかも私には分からなくて、手持ちカメラの長廻しも相まって、見ているこちらも混乱させられるんですよねー。
その後味方側のキャラがほとんど殺されてしまう(ヒドイw)ため、ジェイクが孤軍奮闘する話なのだというのが分かるのだけれど…といった展開。
なにせ上映時間が1時間42分しかないので、話のテンポが無茶苦茶いい!意外な黒幕の正体とか、近接格闘シーンが多目で楽しめました。そして最後、「え?」みたいな終わり方になります。話の決着はこの映画単品で成立はしていますが、その引っ張り方は正直どうなのかなとは思いました。
