なろう系?映画「飛行機に乗っていたら墜落して、凶暴な人食いライオンのいる原野に放り出された件」ネタバレ感想。ライオンより人間が怖い?

 ※このブログはネタバレありです!

 

 タイトルを見た人が絶対口にしそうなのは、「なんかなろう系異世界転生ものみたいなタイトルだね!」でしょうね。

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 昨日「閃光のハサウェイ」第一部を見ている最中、お昼に食べたカキフライ定食がまさか「当たり」を引いてしまい、お腹を下しまくって弱っていたので、あまりシリアスで重いテーマを扱った作品は見れないなと思ったので本作を視聴。なお、昨日はパチンコにも行き、こちらも無事当たり、しかもかなり連チャンしてお金の面での懐具合はいい(聞いていない)。

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 なんか長ったらしい邦題がついていますが、現代は「Prey(獲物)」です。ロッテントマトスコアでは、批評家6件しかないので評価は表示されず、オーディエンススコアは47%です。

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 あらすじは、アフリカで慈善活動をしているアンドリューとスーの夫妻が、彼らが命を狙われた為にいったん出国しようとする。で、そこに欧米から来たであろう若者二人とツアーガイド、そして脱出する飛行機の操縦士(名前は無い)が飛行機を飛び立たせるも、その飛行機が墜落してしまうところから本格的に話がスタートする。

 

 ここまでで、正直主人公が誰だかわからなくって、アンドリューなのかとは思うけど、操縦士のキャラ造形に結構注力されていて、彼は賄賂は使うは密輸はするわで共感出来ないタイプのキャラクター。そもそも飛行機が墜落したのは彼の整備不良が原因だし。

 

 で、墜落した飛行機から、村があるところまで行くのがお話のゴールではある。負傷して動けないスーと共に飛行機の残骸に残ると主張するアンドリューを尻目に、操縦士とツアーガイド、欧米の旅行者二人は村を目指すが、方向を間違って飛行機まで戻る羽目になる。まずここで旅行者の一人が脱落。

 

 夜になり、飛行機の残骸に立てこもってライオンの襲撃から身を守ろうとするんだけど、生き残り4人のうち3人分のスペースしかない。なお、アンドリューの妻スーは無事死亡(ヒドイw)。

 

 コイントスで立てこもるメンバーを決めて、旅行者は外に。で、ここでようやっとライオンがちょっとだけ見えるんだけど、肝心の人がライオンに食い殺されるシーンは写されない。悲鳴だけ聞こえる。ゴアシーンに対する配慮ではなく、おそらく予算がないからだと思われます。

 

 ここまでの間で、ヒドイ奴だと思っていた操縦士が何故か徐々にではあるが人間性を発揮し始める。

 

 残り3人となり、夜が明けて今度こそはと村を目指すも、アンドリューを追っている現地のアフリカ人に見つかってしまう。ここで操縦士の「未清算の過去」とも言っていいサイの角が見つかってしまい3人は追い詰められる。まずツアーガイドがあっさりと射殺され、残るはアンドリューと操縦士のみになり、ふたりは炎天下で水を飲ませてもらえないという拷問を受けるが、隙をついてもみ合ううちに追ってふたりはアンドリューと操縦士に殺される。

 

 不可抗力でも殺人をしてしまい、メンタルが崩壊しそうになる。アンドリューは、ちょっと宗教的な負い目があるのでしょう。二人になり、村を目指すも、ライオン達に追いつかれてしまう。ここでおそらくはこの物語では操縦士が主人公なのではないかなと私には感じられましたね。なんと彼、アンドリューを助ける為にライオンの注意を自分に引き付けるという「利他行動」に出るんですよ!

 

 「共感出来るor共感出来ない主人公が追い詰められ、反転攻勢をする」のはアメリカのエンタメ映画の法則ですが、その法則に合致する行動を操縦士は取るので。ここの描写はなんか宗教的な感じがしましたね。たぶん原題の「Prey」が、「Pray(祈る)」にかけているんでしょう。正直小賢しいw

 

 最後、とうとうひとりになり今度はハイエナに襲われそうになるも、体の内側から力が沸いて来たのか、立ち向かおうとするアンドリューと襲おうとうするハイエナの間に突如雷が落ちて雨が降る(!?)

 

 立ち去るハイエナ。助かるアンドリュー。そして村が近かったので村人に発見され、とうとう彼は危機を脱する。

 

 本作の最大の問題は、ライオンがほとんど活躍しないところだと思います。本当に俳優たちと絡むのはちょっとだけだし(合成かな?)。ライオンに襲われるシーンになると襲われたキャラクターの悲鳴だけで終わらせてしまっていて、観客が見たいものを見せていない感じがしました。

 

 これはもう「午後のロードショー」で数年おきに擦られそうな、ある意味ではいい塩梅の無いように仕上がっていましたね。