映画「メガマインド」

 軽い子供向けの映画ですね。

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 上映時間が実質1時間30分あるかないかくらいなのでとにかく「話が早い」といいますか、冒頭数分で主人公のプロフィールが説明されタイトル登場。

 

 筋立てとしては、「アンパンマンを倒してしまったバイキンマンのその後」という、私が見かけたSNSでの紹介まんまでした。

 

 設定はかなり「スーパーマン」に近く、主人公のメガマインドはレックス・ルーサーに寄せてあります。で、彼が序盤なんとヒーローの「メトロマン」を倒してしまう(白骨死体!)。

 

 で、戦う相手を失いメガマインドはなんとアイデンティティクライシスに陥る。

 

 戦う相手を失ったのであれば作ればいいのではないかということで、メガマインドはメトロマンのDNAから新たなるヒーロー「タイタン」を作り、教育を施すのだが…

 

 ヒーローもののお約束といいますか「何がヒーローをヒーローたらしめているのか?」がやはり描かれていて、こういう話は何度も繰り返し語られるのです。何故なら人は忘れる生き物だから。

 

 人工のヒーロー「タイタン」は、たしかにパワーはあるけれど、その心のありようが問題で力に飲まれてしまい好き勝手をし、ただのヴィランに成り下がる。そこでなんとヴィランだったメガマインドが彼に立ち向かいこれを打倒してヒーローになるという転倒が起こる。

 

 しかも話の終盤死んだと思っていたメトロマンが実はヒーローであることに疲れて死を偽装してリタイアしていたりする。

 

 なんか劇中のBGMが80年代の曲ばっかりだったのでほっこりしましたね。