あの海外映画レビューサイト「ロッテントマト」で8/9時点でトマトメーター4%(!)というすさまじい低評価をたたき出したので、逆に見てみようという気が沸いてしまい思わず見てしまいました…
映画のタイトルからわかるとおり「宇宙戦争(原題「War of the Worlds」)の再映画化なのですが、2005年公開のトム・クルーズ版を、切り口を変えて現代風にアップデートしようという試みはわからないでもないです。
ちゃんとアメリカ映画の脚本通り、序盤に共感できる主人公であることが示され、彼(主演はアイス・キューブ)は追い詰められるんだけど、殻を破り反転攻勢もするし事態は収拾される。
でもね、ツッコミどころがあまりにも多過ぎてシナリオが完全に破綻しているんですよね。
主人公は政府のネットワーク関連の職員で、主にモニターでのやりとりが映画の大半を占めている。ここらへんは現代のネットワーク社会を描写してはいるのだけれど、宇宙人がインフラを攻撃しているんだよね?なんでまだネットが使えているの?もうここで見る気が萎えるんですけど…
それと、最も致命的と言ってもいい箇所があって、それは主人公と世界各国の時間の流れが明らかに違うんですよ。「世界各国が宇宙人と戦っています!」等とニュースであっという間に放送され、全世界が一丸となって戦っているんだけどさ、いやなんでそんなに「話が早くて助かる」の?普通自国が攻められたら他国からの攻撃だと最初に疑うでしょ?
それと、これ本国で劇場公開したのかわからないんですけど、あまりにも映像が安っぽい!映画らしいフィルムでは無いというか、どちらかというとドラマで使われる様な映像の質感で、「私今なんでこんなものを見ているんだろう」という気分にさせられます。
アイス・キューブ生活に困っているのかな?とかいらぬ心配をしたくなってしまう、ある意味「珍品」といってもいい仕上がりになってしまっていて、これは今年のラジー賞候補作品のひとつになるのは確実かなと。