悲劇はポルノでは無い、「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」完走後の感想

 ちゃんと最後まで見たので文句を言う権利はありまよね?ということで感想、というか苦言。

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 映画「マキシーン」では主人公が自分の結末を悲劇(ポルノ化)で終わらせないという、メタ構造な話でしたが、そりゃああいう作品ならそうなるでしょうけど、真摯に作られた悲劇はポルノでは無いのです。

 

 物語で悲劇が描かれ、それを見ることで不可逆に傷つき、世界や自分自身に対する認識が決定的に変容し、前の自分にはもう二度と戻ることはない。

 

 「世界とはこういうものだ」というのを非言語的に伝えるのが物語の役割なので、その基準で言うとこのジークアクスは違う。セムティック(セム族的)なんですよ。

 

 「運命はあがけば変えることが出来る」という、ひどくミーハーな結末がセムティック。悲劇をキャンセルするという、ある意味ではそこには尊厳が無い。死に覚えゲーじゃあるまいし、「世界線」という言葉を安易に使い過ぎているのも非常に不快。

 

 オタク制作者のダメなところって、成長しない(意識が変容しない)ところなんですよね。そのくせ作中ではまだニュータイプ等というカビの生えた思想で「人の革新」とか矛盾しまくったことをほざく。まずお前らがさっさと変われ!

 

 このアニメを見ている10代20代の人に言っておくけど、ニュータイプとかとっくの昔に廃れた幻想なので、信じては駄目ですよ~。新興宗教の様に質の悪いシロモノですからね!