映画「28年後…」

 実は「28…」ものとしては劇場で見るのは今作が初めてだったりする。

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 かなり期待していたので、前情報を避けて見ました。だからこの作品が三部作であることなんか全然知らないし、やたら不穏なキャッチコピーに引き付けられたりはしていました。

 

 が、蓋を開けて見れば少年が大人になる一種の通過儀礼の様な内容。なにせ主人公のスパイク君、12歳(!)ですからね。主人公を追い詰める要素に「未熟な子供」に設定してこんな地獄に放り込むとかさー、意地悪いよね…

 

 誰かがSNSで言っていた様にゲームっぽい展開ではあります。序盤に父親が付いてきてくれて、チュートリアル見たいに物語の説明がなされ、「感染者(ゾンビとは呼称されない)」には何種類かいて、武器の使い方までレクチャーを受ける。

 

 で、その後病気の母親を救うためのミッションが開始され、彼は病気の母親を連れてふたたび地獄へ赴く。

 

 途中ノルウェーの軍人との絡みがあったり、感染者から子供が生まれる等のグロいイベントを経て目的地である医者の元にたどり着くも、「殻が破られる(母親が助かるという思惑が外れる)」。

 

 そして彼は生まれ故郷には戻らずに何故か一人旅立っていくのだが、ラストいきなり変な奴らが出て来る。

 

 まあ最初に28年前のシーンがあって、そこに出て来た少年の成長した姿と、「汚いテレタビーズ達」も加わって、こちらは煙に巻かれた様な最後。

 

 劇中でどうやら変なやつらのリーダーが28年前の少年「ジミー」で、劇中でも伏線はありましたけど、おそらくカルトの教祖なんでしょう。そして物語は続く…

 

 うーん、「そんな話聞いてないぞ!」的な終わり方といい、現実世界に対するメタな要素も特に無いし、つまらなくは無かったですが、明らかに「28週後」よりも出来は劣りますね。

 

 ↓ホントに最後、こんな奴らが出て来る!