視聴後にタイトルを見直すと、「嘘をつけ!」と突っ込まざるを得ないですね。
内容としては、よくある「ダイ・ハードもの」で、テロリストがある建物を占拠して外部からの助けを得られず、主人公は孤軍奮闘を余儀なくされるという、基本的には好物なジャンルではあります。
今日的な描写としては、テロリストがまず各国首脳にある文章(パングラム)を読ませることでディープフェイクを作成して市場を混乱させ、それによって高騰したデジタル通貨を手に入れようとするところ。最初に読まされる韓国の首脳がそれを見抜く。IT先進国の面目躍如といったところか。
映画の展開ですが、今作では主人公があまり追い詰められないんですよねー。まず孤軍奮闘ではなくて、傍に優秀なシークレットサービスがついてくれてますし、その外にもG20のメンバーが何人か一緒に行動するし、そのメンバーが安全な道を見つけてくれたりするので、物語の推進力はあまり高くない。
それと、主演のヴィオラ・デイビスさんですが、彼女「ウーマンキング 無敵の女戦士」で主役を演じているし、序盤で二の腕が見えるのですが、もうムッキムキで「頼りがいがありすぎる(設定では兵役経験者)」ので、ハラハラしないんですよ。この人絶対大丈夫だよ!
悪役が「ザ・ボーイズ」であのホームランダーを演じたアントニー・スターが務めている。後半彼は主人公と鏡像関係にあるのがわかるけど、正直小賢しい演出にしか感じられませんでした。
それと、大統領が黒人で女性というのが、今現在金髪白人男性が大統領に返り咲いてしまっているので、申し訳ないけどリアリティに欠ける。
うーむ、「午後のロードショー」でも擦りづらいテイストに仕上がってしまっていますね…
