ライムスター宇多丸が、アトロク2で絶賛していた作品。
うーむ、2023年にアメリカンニューシネマをやったということ以外は、しんみりとした映画くらいにしか感じられませんでした。まだリテラシーが低いんでしょうね私。
内容としては、1970年のイギリスの寄宿学校を舞台に、3人の登場人物が休暇なのに置いてけぼりを喰らう。物語が進むにつれ、彼らは2重に置いてけぼりを喰らっているのがわかり、交流が生まれていく。
学生役の問題児アンガスだけど、おそらく彼はASD(高機能自閉症スペクトラム障害)なんでしょうね。成績は優秀だけど、アンガーマネジメントが出来ないし、すぐに相手を怒らせてしまう共感性の無さとか、アイコンタクトに問題を抱えているとか。再婚した母親に捨てらているという「置いてけぼり」
ベトナム戦争で息子を亡くした厨房で働いているという「置いてけぼり」を抱えているメアリー。
そして、孤独のまま中年を過ぎて、生徒から「出目金」と蔑まれている教師のポールが、最後アンガスをかばう為に嘘をつき、校長を罵ったことで長年勤めていた寄宿学校をクビになるという「喪失」を抱えるも、たぶんそれは彼にとっては新たな人生の始まり、解放なのだと思う。
非常にしんみりとした内容の、大人の味わいを感じる作品。でもだからこそ私には合わないかなと思いました。いい映画だとは思いますが好みでは無かったです。