トランプが返り咲く要因となった「2つのガラスの天井」

 悪夢の再来だ。

youtu.be

 

 SNSを見ていると、驚くべきことにトランプが大統領に返り咲いたのを祝福している阿呆がいて、本当に頭を抱えたくなるんですけど…

 

 まあ、わかってはいますよ。バイデンが諸問題を解決出来ていなかったからというのは。でも、トランプとハリスを比べれば、どちらがマシかなんてわかるだろうに。

 

 いわゆる「ガラスの天井」があるからこうなったのもひとつの要因でしょうが、私はもうひとつ「ガラスの天井」があったんじゃないかなと思っています。

 

 この、世界を覆っている抑うつ感。それが「もうひとつのガラスの天井」だと考えます。先行きの見えない、混沌とした状況。ウクライナ侵攻は3年近くあんなだし、ガザ地区はどうしようもなくなっているし(ネタニヤフはもう誰も止められ無いでしょう)、日本は自民党大敗で政局が不安定だし。

 

 こういった状況を「強そうに見えて、なんとかしてくれそうな人物」が言葉巧みに名乗り出て来ればコロッとやられてしまう人が出て来る。

 

 社会学者の宮台真司氏なんかは、トランプの様な無茶苦茶な奴が大統領になれば、「崩壊が加速する、そうすれば何が問題なのかがハッキリとわかる」と主張しているので、トランプが大統領になるのはある意味では「良きこと」らしい。でも、あいつが無茶苦茶やれば、世界中の人間が迷惑をこうむるんですけどね。