村上春樹の原作は未読。だからこの映画の解説といいますか、分析はあまり上手くは出来ないとは思いますが、自分なりに解釈してみますと、「人生は続いて行く」ということだと思います。まあ当たり前っちゃ当たり前の感想になりますが。
私はインターナショナル版を鑑賞。2時間58分と長尺ですが、タイトルが出るまでの時間は主人公が共感出来る人物であることを説明するシーンなんですね。
で、共感出来る主人公が精神的に追い詰められ(役を演じられなくなり、俳優が問題を起こして自分が演じざるえを得なくなり)、不可逆に傷つく(妻の事をまったく理解していなかったし間接的に殺してしまった事を自覚する)事で自分と現実の認識が変容し(しかも二度)、反転攻勢をする(認識が変容し力が湧き上がり再び役を演じる事が可能になる)。
まあ正解がある訳では無いのでしょうけど、私にはそう見えましたし感じられました。
あんまりこういった静かな映画を最近見ていなかったので、ちゃんと咀嚼出来たのかどうか分かりませんが、いい作品だと思います。